令和7年12月号

Mデンタルクリニックからの

健康・栄養便り

【冬至の食文化と歯ぐきの健康を守る食事】

12月22日は「冬至」。一年で最も昼が短くなるこの日、日本では昔から「かぼちゃを食べてゆず湯に入る」風習があります。
実はこの冬至の食文化、口腔の健康にも深く関係しています。

冬至の食材で歯ぐき元気!

かぼちゃ(南瓜) ・ビタミンA・Cが豊富で、粘膜の保護・免疫力の強化に役立ちます。 ・歯茎の炎症予防や、口内の乾燥対策にも効果的です。 ・β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、口腔粘膜の修復をサポートします。

小豆粥
・小豆に含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、歯周病予防に役立ちます。
・食物繊維も豊富で、唾液分泌を促す咀嚼の習慣づけにもつながります。

ゆず湯と口腔乾燥対策
・ゆずの香り成分(リモネン)はリラックス効果があり、自律神経を整えます。
・冬の乾燥で唾液分泌が減少しがちな時期に、水分補給と温浴習慣を促しましょう。

「ん」のつく食材で運気も口腔もアップ!

冬至には「ん」が2つつく食材を食べると運が呼び込めるという「運盛り」の習慣があります。これらの食材は栄養価も高く、
口腔ケアにも役立ちます。
・かんてん(寒天):唾液分泌促進、口腔内の清掃作用
・にんじん(人参):粘膜保護:歯茎の修復、免疫力強化
・れんこん(蓮根):食物繊維、ポリフェノールが豊富:唾液の分泌促進、抗菌作用、抗酸化作用
・なんきん(南瓜):粘膜の保護、抗酸化作用で歯茎の炎症予防
・ぎんなん(銀杏):神経伝達や筋機能に関与。咀嚼筋の維持や口腔機能の安定に役立つ
・きんかん(金柑):ビタミンCで歯茎の健康維持。クエン酸は唾液分泌を促進
・うんどん/うどん(饂飩):嚥下しやすく具材により栄養強化

年末年始は、ごちそうや甘いものを楽しむ機会が増える季節。
お口の健康を守るためには、食べ方の工夫と栄養バランスが大切です。

年末年始は、ごちそうや甘いものを楽しむ機会が増える季節。
お口の健康を守るためには、食べ方の工夫と栄養バランスが大切です。

年末年始に多い食べ物と口腔への影響

食品例 栄養的特徴 口腔への影響 ワンポイントアドバイス
おせち料理(黒豆、かまぼこ、伊達巻など) 糖質・塩分が多め 虫歯・歯周病リスク 食後はうがい・歯磨きを忘れずに
お餅 粘着性が高く糖質豊富 歯にくっつきやすい 小さく切ってよく噛んで食べましょう
甘酒・和菓子 糖分が多い 虫歯の原因に 飲食後は水やお茶で口をすすぐ
お酒 利尿作用で口腔乾燥 唾液量が減少し細菌繁殖しやすい 水分補給をこまめに、口腔乾燥予防を

食べ方の工夫でお口を守りましょう❕

・よく噛むことで唾液が分泌され、虫歯予防になります。
・食事の時間を決めて「だらだら食べ」を避けましょう。
・食後の歯磨きは忘れずに❢
・歯間ブラシやフロスも活用して、年末の大掃除はお口の中も!

おすすめ食材で口腔ケア

・緑茶:カテキンが抗菌作用を持ち、口臭予防にも。
・大根・れんこん:噛みごたえがあり、唾液分泌を促進。
・海藻類:ミネラル豊富で歯の再石灰化をサポート。
・発酵食品(納豆・漬物):腸内環境を整え、免疫力アップ。

新しい年の始まりに、歯科検診の予約を入れてみませんか?
「食べる楽しみ」は「噛める健康」から。
年末年始をきっかけに、口腔ケア習慣を見直してみましょう。